新潟の地酒の紹介篇
評価の見方♪
お酒の銘柄 | 分類 | 醸造会社名 | 点数 |
感想(記載日) |
お酒の銘柄:銘柄です(←説明になってない)。
分類:純米とか吟醸とかそーゆー奴。
醸造会社名:作ってる会社の名前です(←だから……)。
点数:美味しさに対する清水主観の点数です。
☆は『絶対的な』評価
★は『対値段』評価
です。
各10段階。
感想:よーするに、そのお酒を清水が語るとこう、て事。
記載日:感想を記した日(鯖上げの日ではない)です。ここが未記載の記事は、2002年2月12日以前のものです(記録がないので、これ以上は遡れません)。
なお、日付未記載の記事は、今から20年以上昔のものですので、今とは感覚や嗜好が異なる場合があり、ページ全体で一貫性に欠ける部分もあろうかと思いますが、そういうものだと思って下さい。
か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 その他(県外のお酒等) おまけ
田舎の酒 | 純米 | 吉乃川株式会社 | ☆4★5 |
名前の通り、田舎造りのお酒ですね。 昔風、と云ってもいいかも。 個人的には、頑固という形容が似合うかと思ったり。 あと、このお酒に使われている米の8割がコシヒカリだそうで。 だから、酒米じゃないのを使ってどうするんだ(笑) |
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越後鶴亀 復刻明治 純米無濾過原酒ひやおろし | 純米原酒 | 上原酒造株式会社 | ☆5★6 |
最初に。明治復刻なのはラベルだけだったり(笑) アルコール度が18と高い原酒なので、味は若干きつめです。もっとも、それこそが原酒の美味しさでもありますけど。それに、思ったよりは呑みやすかったですしね。 |
亀の翁 | 純米大吟醸 | 久須美酒造株式会社 | ☆7★6 |
別銘柄で書かれた事項の、正真正銘の元となったお酒です。 即ち、幻の酒米となって久しい『亀の尾』を復活させて醸した日本酒です。 味は、まぁ端麗辛口ですが、米の甘みが微かに感じられます。強く感じる味わいも個人的には好きですが、こういう仄かな、てのもいいですね。 また、この記録では、通常品ですが、他に3年・7年・10年貯蔵があります(30年モノは、在庫切れにより終売)が、この通常品も1年以上の貯蔵となっています。気になったなら、是非。 (05,Jan,2025) |
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菊水 音瀞 | 純米吟醸 | 菊水酒造株式会社 | ☆6★8 |
ちょっとだけアルコール度が低い(14度)けど、あまり気にならないし、味がスッキリしていて、でもそう辛口って訳でもない。 日本酒慣れしていない人にも、比較的呑みやすいんじゃないかな? しかも(どこをどうやったのか知りたいけど)安い! 舌にも財布にも優しいお酒ではないかと。 |
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菊水 無冠帝 | 吟醸 /吟醸 生詰め |
菊水酒造株式会社 | ☆5★6 /☆5★5 |
よくも悪くも『菊水!』って味(笑)。あそこのお酒って、特徴的な(???)味してるんですよね。 醸造用アルコール添加してる割には、美味しいかな? と思う。 いや、アルコール足すと、味整いやすくなるんだけど、雑味が混じるからさ。 【追記】 20年以上経って、呑み直してみました。 ええっと……私の、味覚とか嗅覚とかが劣化したのでなければ。 味、変わった? 上記にある、『菊水』って味、まるっきり、感じられないんだけど。 勿論、20年以上も経てば、味とか変わってもおかしくはない。これくらい時が経っていれば、杜氏さんの交代もあり得るし、杜氏さんが変われば味もまた、て事はおかしくはないんだけど、ね。 (01,Jan,2025) |
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菊水 五六八 | にごり酒 | 菊水酒造株式会社 | ☆5★5 |
秋冬限定のにごり酒です。 ですので、香りといい味といい、バッチシにごり酒だったりします。 そのせいで甘口ですがオリのお陰でコクがあり、しかもアルコール度数が21と、結構高いので、つまみは必須ですわ、マジで。 にごり酒慣れしてない人は、手を出さない方がいいかも。 |
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君の井 越後の蔵秘伝 | 純米吟醸山廃仕込 | 君の井酒造株式会社 | ☆7★8 |
香りも味も丸くて角がない。でも、単に大人しい訳ではなくて、ちゃんと自分なりの自己主張をしている、そんな印象のお酒。 予想以上にクセがなく、すんなり入るけど、いい意味で後を引いて、かなり呑みやすいし。 しかも、お値段が安い。最初何かの冗談かと思ったくらい安いです。山廃仕込は手間と時間のかかる作業なんですけど、それでどうしてってくらい安いです。 結構、お薦め。 |
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久保田 萬壽 | 純米大吟醸 | 朝日酒造株式会社 | ☆7★5 |
ちょっと辛口が目立つかな? と思うのは、特月や洗心を呑み慣れたせい? 昔呑み始めた頃は、キツ過ぎかなと感じてたんだけど……今は『ちょっと目立つかな?』くらい。 新潟の地酒の中では、確かに辛口が強いかも。 |
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極上 吉乃川 | 純米大吟醸 | 吉乃川株式会社 | ☆7★6 |
新潟の老舗の一級品。豊かだけど煩くない吟醸香と、同じく豊かだけど雑ではなく纏まっている味。 さほど辛口な訳でもなく、柔らかさを感じる美味しさですね。 |
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越の鶴 | 特別純米 | 越銘醸株式会社 | ☆4★6 |
う~~~~ん……よく解らない(汗)。 口に含んだ時は、色々な味があって、まぁ気にならない訳じゃないんだけど、それからは意外な程に、喉越しがよかったりする。 変に引っかからないし、後味もすっとしてる。 まぁ精米歩合50って事なんで……つまり大吟とか云ってもいいくらいは削ってる。それから見たら、まぁ当然かと思わなくもない。大吟醸と付いてない分安く買えるんで、そこは素直に評価出来るか。 |
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越乃梅里 | 吟醸 | 小黒酒造株式会社(現:株式会社DHC酒造) | ☆4★4 |
…香りにしても味にしても、醸造用アルコールが気になるんだよね……香りは嫌味にはならないけど、お米自身のとちょっと違うし(アルコールが入ってるのでどうしても香りが不自然になる)、味は……そう後は引かないといっても……やっぱりね。 何でも、これは人肌燗(ぬる燗)が美味しいって事なので試してみる……ちょっと燗し過ぎたけど(汗)。 冷やに比べて、少しだけ呑みやすくなった気はする……けど、やっぱり燗特有の、アルコールの刺激は付いて回るんで……うぅむ。 |
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越の初梅 新米新酒 | 純米 | 高の井酒造株式会社 | ☆4★5 |
すっきりした純米酒。吟醸じゃない割には美味しいと思う。 一応の目玉は、2000年収穫の新潟米使用、なんだけど……お米の種類が解らないし、味にどう変わりがあるかも解らないし。 |
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越の誉 90PINK(キューマルピンク) | 純米無濾過生原酒 | 原酒造株式会社 | ☆5★4 |
純米無濾過生原酒なんて、今の私にはどストライクなお酒。 このお酒の一番の特徴は、銘柄にもなっている、90。何の数字かというと、精米歩合。で、ページ下部にも書いてありますが、意味は、お米をどれだけ『残した』か、という事。 精米歩合90なんて、普通なら酒って呼ぶのも烏滸がましい『何か』が出来上がるレベルですが、上手く纏めています。 端麗、と云うにはちょっと味がありますが、雑味と感じないので、まぁこれはこれで。 PINKの由来は、公式にも記載はありませんけど、先行する90シリーズ(?)『純米葉月みのり 新米新酒』との区別、以上の意味は見出せませんが。 (01,May,2024) |
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越の誉 吟醸しぼりたて | 吟醸新酒 | 原酒造株式会社 | ☆5★6 |
新潟の地酒の特徴『端麗辛口』を地で行くようなお酒。 香りこそ『アルコール混じってる?』と戸惑う程に豊かだったりするんですが、味がまた。 スッと入って後を引かない。残らないから、また次が平気で入る。 いやいや、醸造用アルコールを感じさせないあたりが、いい感じ。 |
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越の誉 生貯蔵酒 | 吟醸生貯蔵酒 | 原酒造株式会社 | ☆4★4 |
最初口に含んだ時の甘味と、喉越しにくる刺激のギャップが楽しいですな。 ただ、喉越しについては、醸造用アルコールの刺激も感じられる分、個人的には減点材料。 |
〆張鶴 純 | 純米吟醸 | 宮尾酒造株式会社 | ☆6★7 |
個人的に、新潟を代表する銘柄の一つと推すお酒です。 嫌味のない辛口、不快感の残らない喉越し。 文句なしに、お薦めです。 |
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洗心 | 純米大吟醸 | 朝日酒造株式会社 | ☆8★5 |
美味しいです♪ 流石は限定♪ まさに『心が洗われる』お酒ですの♪ 透き通る感じ、ですか? すうっと喉を通っていくの。 県外へのお土産は、これで決まり♪(私の場合。比較的入手しやすいのよ) |
鶴の友 | 大吟醸 | 樋木酒造株式会社 | ☆7★6 |
純米ではない=醸造用アルコールが混ざっている。 とはいえ、この辺のクラスになると、それを意識させずに美味しく仕上げるのが当然な訳で。 口に含んだ時、ちょっとだけアルコール感じるんだけど、神経質にならなければ気にならないし、喉越しは爽やか。ヘタな純米大吟なんかじゃあ相手にならないくらいで……その意味では、値段以上の味かな? あと。ここのお酒は、新潟県外には出ていないんだそうで。参考までに。 |
夏子物語 | 純米吟醸 | 久須美酒造株式会社 | ☆5★5 |
名前でピンときた人もいるかな? 漫画『夏子の酒』のモデルとなった蔵元さんが作ったお酒です。 しかしまぁ……味があまりスキっとしない。辛口で、その意味では呑み応えあるんだけどね。 もう少し、切れ味あればよかったかな、と思うの。 |
白龍 元旦しぼり | 吟醸生原酒 | 白龍酒造株式会社 | ☆6★5 |
名前で予想付くと思うんですが……1月1日にしぼったお酒です。 生酒。しかも、原酒……無濾過。 だから、微かに山吹色だし、酵母のオリなんかがお酒に混じってたり……でも、こういうお酒って、なかなか手に入らない部類に入るんで、それすらも許容出来たりして。 また、薫りが豊かで味も芳醇。季節物だけに、そう呑めるものではないんですけどね……。 アルコール度が18と、日本酒にしては高めだけど、そんなに気にならないし……値段が、若干縁起物かな、と思わなくはないけど、悪くはないです。少なくとも、私は嫌いじゃないよ、こういうのって。 |
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秘蔵酒吉乃川 | 大吟醸 | 吉乃川株式会社 | ☆7★6 |
吉乃川の中でも、蔵人を始め少数しか楽しめなかった逸品。 1973年の日中国交正常化交渉の時に、当時の田中角栄首相がお土産に持参したお酒だそうで。 |
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鳳鱗蔵の初しぼり | 純米吟醸生貯蔵新酒 | 大洋酒造株式会社 | ☆5★5 |
生貯蔵新酒。 てな訳で、その季節しか呑めません。即ち、縁起物(笑)。 個人的には、ありがちな日本酒の域を出ていないって思うんで、ちょっと……て部類です。 逆に云えば、そう外している訳でもないので、安牌ではあるかな? |
萬寿鏡 | 純米大吟醸 | 株式会社マスカガミ | ☆7★4 |
少し辛口で、その分だけ素直という感じではないですね。嫌味という程ではありませんが。 秋限定だそうです。 |
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公家おじゃる | 純米吟醸 | 高野酒造株式会社 | ☆4?★4? |
最初に断っておきます。 このお酒を、他のと同列で比べる事は出来ません。 だって…… にごり酒なのは、まぁいい。それにはそれの味わいってのもあるし。 酸っぱい。アルコール度9。しかもにごり酒、つまり白い。 ……ってのは、その辺で滅多に見るもんじゃないよねぇ。 なんでもこのお酒、文献から昔(といっても10世紀以降)の醸造方を復活させ、現代の知識と技術で醸したものらしい。 てな訳で、これは昔のお酒、なんだなぁ、と……。 て事は、公家達はこういうお酒を呑んでいた訳で(どうやら庶民の口に入る類のものではないらしい)……目頭が熱くなるよ、いろんな意味で(苦笑)。 【追記】 以前の評価で『微発泡』と表記しておりましたが、その後再度購入、試飲しました所、発泡の事実はない事が判明いたしました。 おそらく、店頭での保存状態にも関係してくると思われます。 不充分な調査での紹介をお詫びし訂正いたします。 |
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緑川 緑 | 純米吟醸 | 緑川酒造株式会社 | ☆6★5 |
う~ん……何つーか……辛口で悪くないと思うんだけど、対価格において、若干減点かなぁ、と。 辛口好きな人にはいいお酒です。 |
ドラフトギネス | ビール | Arthur Guinness Son & Co.Ltd | ☆6★7 | |
云わずと知れた、黒ビールの雄。 やはりギネスのツボは、クリーミーな泡であろうと実感する昨今。 実は、私が『美味しい』って思う、数少ないビールなのでした。 アイルランドのビールです。 |
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榮川 純米吟醸 Go Beyond | 純米吟醸 | 榮川酒造株式会社 | ☆6★7 | |
すっきりしたお酒。飲みやすいし、肴を邪魔しない綺麗な味わい。 一方で、香りは……個人的な好みですが、吟醸香はもっとあった方がいいなって。ぬる燗でも、ちょっと感じられなかったってのは、申し訳ないけどマイナス点です。いや、香りも大人しいってのは、味同様、肴を邪魔しないって事でもあるんですが。 あと、この銘柄の問題じゃないんですが、会津地方耶麻郡に『榮川』を冠する酒蔵は2つあるんですが(えいせん株式会社とさかえがわ合資会社)その両社、関係ないっぽいので要注意です。 それぞれの公式サイトに、ルーツとか書いてありますが、交わらないし、家名も違うし。 見分け方は、『榮川』の書体。株式会社の方は髯があるので、極端な云い方をすれば、『川』の文字が繋がって見えます。ご参考までに。 福島のお酒です。 (14,Jun,2024) |
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信州舞姫 桜楓 | 純米大吟醸 袋搾り中取り原酒 | 株式会社舞姫 | ☆7★5 | |
清らかな味わいと穏やかな香りが印象的なお酒。 でも、端麗という訳でもなくて、米のふくよかさもいい具合に感じられます。 個人的には、原酒で度数16は物足りないなぁと思いますが、そこは個人の好き嫌いなので。 長野のお酒です。 (1,Jan,2025) |
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菊姫 吟 | 大吟醸 | 菊姫合資会社 | ☆7★5 | |
どうにも、いい点と悔やまれる点が極端に解りやすいお酒ですねぇ。 醸造用アルコールのせいか香りが鼻を衝く所と酸味がマイナス要因かな。 でも、味自体はスッキリしてるし軽い……てゆーか綺麗って感じ。 アルコール度数17とは思えない程呑みやすいの。 なので、間を取っての評価はあんな所で。 石川のお酒です。 |
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黄桜 ほのかにはじける爽やか冷酒 | 微発泡 | 黄桜酒造株式会社 | ☆3★5 | |
最近流行なんですか? あんまりアルコール度高くない微発泡のお酒……。 感想。酸っぱい(苦笑) 微発泡のお酒に共通してるよね、飲んだ感じカル○スの日本酒割りって味わいが……。 しかもこれ炭酸ガス入りだよお兄さん!(何) まぁ呑みにくくはないから……でも、う~~~~~ん…………。 |
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黒松白鹿 新米新酒一番搾り | 純米吟醸生貯蔵酒 | 辰馬本家酒造株式会社 | ☆5★6 | |
さっぱりしていて、変な味もなくって、悪くない。 悪くないんだけど……。 日本酒度+1だけあって、私にはさっぱりしすぎ(苦笑)。 逆に、日本酒にあまり慣れてない人にはいいかもね。 兵庫の地酒です。 |
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蓬莱泉 花野の賦 | 純米大吟醸生酒 | 関谷醸造株式会社 | ☆8★6 | |
秋季限定……だったハズ。 無茶苦茶、美味しかったです。 生酒特有の、刺激的な喉越し……人によって好みの分かれる所ですが、それが殆どない。 新潟で呑み慣れた『端麗辛口』、すうっと入る、アレ。 はーっきし云って、生酒の見方、変わりました。 それくらい、凄いお酒。 愛知の地酒です。 |
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満寿泉 | 純米大吟醸 | 桝田酒造店 | ☆7★5 | |
はっきし云って、新潟のお酒の代名詞『端麗辛口』に慣れた舌にゃあ意外な程『豊か』です。 香りも、結構自己主張激しいですし(その分逆に疑ってかかってしまった私……)味もふくよかで。 流石に純米大吟だけあって、後味がスッとしてるのもよし。てゆーか、変に残ったら疑うよね……(苦笑) 今年度は10180本の出荷だそうで(ラベルに書いてあった)私が手にしたのは、05850……ってシリアル入りかい(笑) 富山のお酒です。 |
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満寿一 | 本醸造 | 満寿一酒造株式会社 | ☆4★7 | |
本醸造。つまり、純米でもなければ吟醸でもない。 しかしこの味はないす♪ 醸造用アルコール特有の雑味が少なくて、水のようにグイグイいける。 純米とかでこの味なら物足りないけど、1合入りのカップ酒であることを考慮すると、悪くない(4合瓶入りとかもありますが)。 むしろ、カップ酒だから、旅のお供にいいサイズ。うん。 静岡の地酒です。 |
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満寿一 | 純米大吟醸 | 満寿一酒造株式会社 | ☆7★4 | |
そして、純米大吟な方。 少し酸味がある。けど嫌味にならず、口に含んだ時に「おっ?」と感じる程度。逆にそれくらいだと、新鮮でいいね。新潟のお酒では滅多にないタイプだし。 味も、色々なものを感じさせるふくよかさがポイント。スキッとした感じとはちょっと違うけど、悪くない。 個人的には、端麗辛口に慣れた口には新鮮な驚きをもたらしてくれるお酒として、いいと思うよ。 静岡の地酒です。 |
純米 | 原材料が、米と米麹だけのお酒。醸造用アルコールが無添加なので、本当の日本酒の味が楽しめる反面、杜氏の技術に味が左右されやすい。 |
吟醸 | 精製歩合60以下にしたお酒。米の中の不純物が少ない為、味が美味しくなりやすい反面、使用する米の量が多くなるので値段が上がりやすい。 |
大吟醸 | 精製歩合50以下にしたお酒。米の中の不純物が吟醸より少なく、更に味が美味しくなるが、使用する米の量も更に多くなるので値段が上がる。 |
精製歩合 | 材料の米を精米した時に、どれだけ残したかを表した数値。一般に、60以下で吟醸、50以下で大吟醸と呼ばれる。 |
日本酒度 | 水に対する酒の比重。一般的に、小さい(マイナスである)程濃醇な甘口、大きい(プラスである)程端麗な辛口となる。 |
酸度 | 酒に含まれる酸の量(10mlの酒を中和するのに必要な水酸化ナトリウム水溶液のml)。日本酒度が同じ場合、一般的に、酸度が高い方がより辛く、濃醇となる。従って、日本酒度と合わせて見る必要がある。 |
醸造酒 | 醸造用アルコールを添加した酒。味を調整しやすい為作りやすく、コストダウンが図りやすい反面、味や香りに独特の(マイナスな)特徴が生じる。 |
本醸造酒 | 醸造酒の中でも、アルコール添加量を仕込米の重量比10%以下に押さえたもの。 |
特別本醸造酒 | 特別な製法を導入した本醸造酒、もしくは精製歩合60以下の本醸造酒、などの事。 |
生酒 | 一般に、酒の中にある微生物を熱を掛けて殺す事で保存性を高める(火入れ、という)が、それを行わない酒。火入れを行わない為独特の味わいがある反面保存性は悪く保管環境には注意が必要。 |
原酒 | 蔵の樽で醸されたままの酒。殆ど無処理な為、一番酒本来の味が楽しめるが、味・色・香りとも強め。 |
生貯蔵酒 | 仕込後貯蔵での火入れを行わず、出荷前に火入れを行った酒。生酒よりは保存が楽だがその分風味も弱くなる。 |
ひやおろし | 極寒期に仕込んで火入れをした後夏頃まで熟成させた酒。出荷前の2度目の火入れを行わない為秋限定が多い。 |
山廃仕込 | 仕込の過程で乳酸菌を追加せず、環境を整える事で自然と生酸させてから酵母を植え付ける製法。通常の仕込に比べ10日から2週間程時間が必要で手間も相当に掛かるが、よりしっかりした酵母に育つ。 語源:昔の酒造りにあった山卸(蒸米と麹と水を仕込んだ後、 櫂棒という道具ですりつぶす作業)が、醸造技術の向上によってそれを廃止した製法が主流となった。その為、山卸廃止仕込→山廃仕込と呼ばれるようになった。 |